資本性劣後ローン

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資金繰りは永遠のテーマ

業績がずっと好調で資金繰りに悩まない中小企業は10パーセント満たないでしょう。
業種によりますが 売上代金がすぐに入金される場合や1か月後2か月後に入金される場合など、資金繰りは非常にデリケートで難しい経営の要素です。

支払も月払いのものもあれば、年払いのものもあります。また税金など半年ごとに納税など支払いは多岐にわたります。経営は売り上げを伸ばす営業面を重要視する傾向にありますが、資金繰りも重要な要素です。

黒字倒産と言われるように、資金繰りをしっかりしなければ倒産になります。

銀行借入は返済がつきまとう

資金繰りは入金予定と支払予定の見込んで、今の預金残高と照らし合わせて足りないかどうかを検討していきます。

資金が月中で足りない場合は、預金を解約したり遊休資産を売却したりして、資金調達をします。しかし、どうしても資金調達ができない場合は、銀行から借入することを検討します。

運転資金は最長・返済期間5年で 一般的には毎月返済していきます。

元金の返済はかなり先に

さきほど銀行借入をした時には毎月返済があると書きました。借入した時は資金調達できて、楽になります。しかし、毎月の返済が始まるとボディーブローのように、苦しくなってくることがあります。

そういった時、1つの改善方法として提案する手法があります。日本政策金融公庫(政府系の金融機関)さんの「資本性劣後ローン」です。申し込み時に元金の返済時期(一括の返済)をあらかじめ決めます。

例えば5年後、7年後、10年後などです。それまでは元金の返済は不要です。つまり資本金として増資した形です。

借入利息も業績に応じてパーセントが変わり、年1回支配となります。そのため、毎月の返済が無いため、資金繰りに楽になります。

当税理士法人では、経営改善計画を作成して提案いたします。お気軽に相談を・・・・。